2016/03/02 公開
・ループ(繰り返し)
ループは、ある条件を満たすまで特定の処理を繰り返すことです。Javaには、for文、while文、do~while文でループを作ることができます。
ループには、ループの前方で継続の条件を判定する前判定ループと、ループの後方で継続の条件を判定する後判定ループがあり、Javaのfor文とwhile文は前判定ループ、do~while文は後定ループです。
以下は、前判定ループの書き方です。継続条件式が前方にあり、処理文を実行する前に継続の判定をすることを意味しています。
for ( 初期化式; 継続条件式; 変化式 ) { 処理文1 処理文2 : }
while ( 継続条件式 ) { 処理文1 処理文2 : }
以下は、後判定ループの書き方で、継続条件式が後方にあることがわかります。これは、処理文を実行した後で継続の判定をすることを意味しているので、必ず1回は処理文が実行されます。
do { 処理文1 処理文2 : while ( 継続条件式 );
一般的には、処理の回数が分かっている場合はfor文、それ以外はwhile文、またはdo~while文を使います。
また、継続条件を常に満たし続けているループを無限ループ、または永久ループといいます。Javaでは、以下のように書くことで無限ループが作れます。
for ( ; ; ) { 処理文1 処理文2 : }
while ( true ) { 処理文1 処理文2 : }
do { 処理文1 処理文2 : while ( true );
無限ループから抜け出す方法は、break文でループを抜ける方法と、return文でメソッド自体を抜ける方法の2つがあります。
■ループ詳細
for文 | 繰り返し処理に使用するfor文について解説 |
while文 | 繰り返し処理に使用するwhile文について解説 |
do~while文 | 繰り返し処理に使用するdo~while文について解説 |
break文 | ループから処理から抜け出る |
continue文 | ループの先頭に戻る |
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