2021/02/10 公開
・三角形を描く(テキスト版) その2
テキストで塗りつぶし直角三角形を表現する方法を紹介します。ここで紹介するプログラムで出力するテキストの表示は、黒色は'●'、白色は' '(全角スペース)で表現します。

以下は、塗りつぶし直角三角形をテキストで表現するJavaソースコードです。
TextTriangle2.java ← クリックしてダウンロードページに移動001: public class TextTriangle2 { 002: public static void main( String[] args ) { 003: // サイズ 004: int size = 10; 005: 006: // 三角形テキストの作成 007: for ( int i = 0; i < size; i++ ) { 008: int j; 009: 010: // 空白を出力 011: for ( j = 0; j < i; j++ ) 012: System.out.print( " " ); 013: // ●を出力 014: for ( j = i; j < size; j++ ) 015: System.out.print( "●" ); 016: // 改行 017: System.out.println(); 018: } 019: } 020: }
TextTriangle2の実行例
java TextTriangle2
出力結果

底辺10、高さ10の塗り潰し直角三角形です。
ここからは、このJavaソースコードを上から順番に解説していきます。
001: public class TextTriangle2 {
クラス名を、TextTriangle2としています。
002: public static void main( String[] args ) {
このmainメソッドからプログラムを実行します。
003: // サイズ 004: int size = 10;
サイズ(底辺と高さ)を変数sizeに代入しています。
006: // 三角形テキストの作成 007: for ( int i = 0; i < size; i++ ) {
for文でint型の変数iを0から(size-1)まで1ずつ増やすループを作っています。0~(size-1)のsize回繰り返します。
for文の条件式を
008: int j; 009: 010: // 空白を出力 011: for ( j = 0; j < i; j++ ) 012: System.out.print( " " ); 013: // ●を出力 014: for ( j = i; j < size; j++ ) 015: System.out.print( "●" );
1行分の空白' 'と'●'を出力しています。
変数i=0の場合' 'を0個と'●'を10個、i=1の場合' 'を1個と'●'を9個、i=2の場合' 'を2個と'●'を8個、i=9の場合' 'を9個と'●'を1個出力するようにfor文を作っています。
016: // 改行 017: System.out.println();
1行の出力が終了したら、println()で改行しています。
以上です。
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