2019.01.03
九九(くく)の表を作る
九九(くく)の表とは
九九(くく)の表は、1から9までの数字を互いに掛け合わせた数を一覧表にまとめたものです。1×1=1(いんいちがいち)から始まり、9×9=81(くくはちじゅういち)で終わります。
ここでは、数字の桁数を揃えない九九の表(上)と、数字の桁を揃える九九の表(下)の作り方を解説しています。
数字の桁を揃えない九九の表
数字の桁を揃えた九九の表
Javaソースコード
数字の桁を揃えない九九の表を作成するソースコード
MultiTable9_1.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012
public class MultiTable9_1 { public static void main( String[] args ) { // 九九の計算 for ( int i = 1; i <= 9; i ++ ) { for ( int j = 1; j <= 9; j ++ ) { System.out.print( " " + i * j ); } // 改行 System.out.println(); } } }
MultiTable9_1の出力結果
掛け算の結果が1桁のものが、詰まって出力されます。
数字の桁を揃える九九の表を作成するソースコード
MultiTable9_2.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020 021 022 023
public class MultiTable9_2 { public static void main( String[] args ) { // 九九の計算 for ( int i = 1; i <= 9; i ++ ) { for ( int j = 1; j <= 9; j ++ ) { // mに掛け算の結果を代入 int m = i * j; // ' 'を表示 System.out.print( " " ); // 計算結果が1桁のとき、' 'を追加表示 if ( 10 > m ) System.out.print( " " ); // 掛け算の結果を表示 System.out.print( m ); } // 改行 System.out.println(); } } }
MultiTable9_2の出力結果
掛け算の結果が桁を揃えて出力されます。
Javaソースコードの解説
数字の桁を揃えないソースコード(MultiTable9_1.java)
004
for ( int i = 1; i <= 9; i ++ ) {
005
for ( int j = 1; j <= 9; j ++ ) {
整数型の変数jを1から9に1つずつ足していくループをfor文で作成しています。これは、変数iのfor文の中に入っているfor文です。したがって、i=1のときはjは1~9の値をとります。i=2のときもjは1~9の値をとります。さらに、i=9のときもjは1~9の値をとります。
006
System.out.print( " " + i * j );
変数iとjを掛けた結果を改行なしで表示しています。System.out.printで改行しない表示ができます。表示の頭に" "(半角スペース)を付けているのは、文字の区切りを表示するためです。これが無いと数字がくっつくため計算結果が正しく表示されません。
数字の桁を揃えるソースコード(MultiTable9_2.java)
006 007
// mに掛け算の結果を代入 int m = i * j;
009 010
// ' 'を表示 System.out.print( " " );
012 013 014
// 計算結果が1桁のとき、' 'を追加表示 if ( 10 > m ) System.out.print( " " );
016 017
// 掛け算の結果を表示
System.out.print( m );
掛け算の結果mを表示します。
以上です。