2020/03/23 公開
・神経衰弱 その3
ここでは神経衰弱のソースコードを解説しています。2回目です。「神経衰弱」
前の説明はこちらを参照してください。「神経衰弱 その2」
それでは、神経衰弱のソースコードを続きを解説していきます。
059: // カードの出力 060: private static void outputCards()
062: for ( int i = 0; i < cards.length; ++ i ) {
for文でカードの枚数(cards.length)回のループを作成しています。
064: switch ( statuses[ i ] ) {
switch文にカード状態を与えて、その状態ごとに処理を分岐しています。
065: case STATUS_HIDE: 066: System.out.print( "*" ); 067: break;
状態がSTATUS_HIDEの処理です。これは、カードが伏せられた状態なので番号ではなく半角のアスタリスク'*'を出力しています。
069: case STATUS_OPEN: 070: case STATUS_PAIR:
状態がSTATUS_OPENとSTATUS_PAIRの処理です。これは、カードがオープンした状態と既にペアになっている状態の処理です。ここでは、いずれの状態でも番号を出力するようにしています。
071: switch ( cards[ i ] ) 072: { 073: case 10: 074: System.out.print( "A" ); 075: break; 076: case 11: 077: System.out.print( "J" ); 078: break; 079: case 12: 080: System.out.print( "Q" ); 081: break; 082: case 13: 083: System.out.print( "K" ); 084: break; 085: 086: default: 087: System.out.print( cards[ i ] ); 088: break; 089: } 090: break;
switch文を使ってカード番号を出力しています。カード番号が1~9の場合は、その数字を出力しています。(case default:)
カード番号が10の場合は半角の'A'、11の場合は半角の'J'、12の場合は半角の'Q'、13の場合は半角の'K'を出力しています。
093: // カード13枚ごとに改行 094: if ( 0 == ( ( i + 1 ) % 13 ) ) 095: System.out.println();
出力したカード数が横13個になるようにprintlnメソッドで改行しています。カード番号の出力にはprintメソッドを使っているので改行されず横方向に出力されます。
097: // 改行 098: System.out.println();
最後に改行して終了しています。
このメソッドを呼ぶことで、全てのカードがコンソール出力されます。
続きはこちらです。「神経衰弱 その4」
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