2020/3/23

円の面積計算

はじめに

半径円周率π)から円の面積を計算するプログラムを解説します。

円の面積は、半径×半径×円周率でで計算できます。円周率は「π(パイ)」と呼ばれ、その値は

3.141592…

で、小数点以下は無限に続きます。

円の面積計算

Javaソースコード

ここでは、キーボードから半径を入力して、円の面積を表示するプログラムを紹介します。

AreaofCircle1.java

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import java.util.Scanner;

public class AreaofCircle1 {
	public static void main( String[] args ) {
		double r;	// 半径
		double area;	// 面積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 半径の入力
	        System.out.print( "半径:" );
		r = scanner.nextDouble();

		// 円の面積計算 (半径×半径×円周率)
		area = r * r * Math.PI;

		// 円の面積を表示
		System.out.println( "円の面積:" + area );
	}
}

実行結果

コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofCircle1.java

コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofCircle1.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofCircle1

実行結果

半径10をキーボードから入力して円の面積を計算した結果です。

半径:10
円の面積:314.1592653589793

Javaソースコードの解説

ここからは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

001
import java.util.Scanner;

Javaクラスライブラリの中から「java.util.Scanner」というパッケージにあるクラスを、このプログラム内で使うために記述します。 この記述により、Scannerクラスが利用できるようになります。これでキーボードから値の入力が行えるようになります。

003
public class AreaofCircle1 {

クラス名を、AreaofCircle1としています。

004
	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

005
006
		double r;	// 半径
		double area;	// 面積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

008
009
		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

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		// 半径の入力
	        System.out.print( "半径:" );
		r = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した半径の値をdouble型変数rに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

015
016
		// 円の面積計算 (半径×半径×円周率)
		area = r * r * Math.PI;

円の面積計算した値をdouble型変数areaに代入しています。面積計算に使う円周率は、Java定数Math.PIの値を使っています。

Math.PI定数

public static double Math.PI
・円周率πの値
  3.141592...
018
019
		// 円の面積を表示
		System.out.println( "円の面積:" + area );

円の面積計算を表示しています。

Javaソースコード(計算部分をメソッドにしたもの)

次に、円の面積を計算する処理をメソッドにしたJavaソースコードを紹介します。

AreaofCircle2.java

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import java.util.Scanner;

public class AreaofCircle2 {
	// 円の面積を求めるメソッド
	// r : 半径
	public static double calc_AreaofCircle( double r )
	{
		double area;

		// (半径×半径×円周率)
		area = r * r * Math.PI;

		return area;
	}


	// メイン
	public static void main( String[] args ) {
		double r;	// 半径
		double area;	// 面積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 半径の入力
	        System.out.print( "半径:" );
		r = scanner.nextDouble();

		// メソッドを呼んで円の面積計算
		area = calc_AreaofCircle( r );

		// 円の面積を表示
		System.out.println( "円の面積:" + area );
	}
}

実行結果

コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofCircle2.java

コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofCircle2.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofCircle2

実行結果

半径10をキーボードから入力して円の面積を計算した結果です。

半径:10
円の面積:314.1592653589793

出力結果は、AreaofCircle1.javaと同じです。

Javaソースコードの解説

それでは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

001
import java.util.Scanner;

Javaクラスライブラリの中から「java.util.Scanner」というパッケージにあるクラスを、このプログラム内で使うために記述します。 この記述により、Scannerクラスが利用できるようになります。これでキーボードから値の入力が行えるようになります。

003
public class AreaofCircle2 {

クラス名を、AreaofCircle2としています。

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	// 円の面積を求めるメソッド
	// r : 半径
	public static double calc_AreaofCircle( double r )
	{
		double area;

		// (半径×半径×円周率)
		area = r * r * Math.PI;

		return area;
	}

引数とした与えられた半径rと円周率円の面積を計算して戻すメソッドです。

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	// メイン
	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

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		double r;	// 半径
		double area;	// 面積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

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		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

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		// 半径の入力
	        System.out.print( "半径:" );
		r = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した半径の値をdouble型変数rに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

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030
		// メソッドを呼んで円の面積計算
		area = calc_AreaofCircle( r );

円の面積計算した値をdouble型変数areaに代入しています。

032
033
		// 円の面積を表示
		System.out.println( "円の面積:" + area );

円の面積計算を表示しています。

以上です。

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