2024/9/23

直方体の表面積/体積計算

直方体とは

直方体とは、6面の全てが長方形のものです。正方形長方形に含まれます。

下の図は、各辺の長さがa(横)、b(高さ)、c(縦)の直方体です。

直方体

以下は、直方体の展開図の例です。

直方体の展開図

表面積と体積を求める公式

表面積は、以下の公式で計算できます。

上の直方体の展開図を見ると、面積axbで計算できる長方形が2つ、bxcで計算できる長方形が2つ、cxaで計算できる長方形が2つあります。

これらを合計すると下の公式になります。

	表面積=2(ab+bc+ca)

体積は、「横×高さ×縦」で計算できます。

	体積=abc

Javaソースコード

ここでは、キーボードから1辺の長さを入力して、直方体表面積と体積を表示するプログラムを紹介します。

AreaofCuboid1.java

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import java.util.Scanner;

public class AreaofCuboid1 {
	public static void main( String[] args ) {
		double a, b, c;	// 各辺の長さ
		double area;	// 表面積
		double volume;	// 体積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 横を入力
	        System.out.print( "横:" );
		a = scanner.nextDouble();

		// 高さを入力
	        System.out.print( "高さ:" );
		b = scanner.nextDouble();

		// 縦を入力
	        System.out.print( "縦:" );
		c = scanner.nextDouble();

		// 直方体の表面積計算 (2*(ab+bc+ca))
		area = 2.0 * ( a * b + b * c + c * a );

		// 直方体の体積計算 (a*b*c)
		volume = a * b * c;

		// 直方体の表面積を表示
		System.out.println( "直方体の表面積:" + area );

		// 直方体の体積を表示
		System.out.println( "直方体の体積:" + volume );
	}
}

コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofCuboid1.java

コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofCuboid1.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofCuboid1

実行結果

横:2
高さ:3
幅:4
直方体の表面積:52.0
直方体の体積:24.0

横に2、高さに3、幅に4を入力し、直方体表面積と体積を計算した結果です。

ここからは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

001
import java.util.Scanner;

Javaクラスライブラリの中から「java.util.Scanner」というパッケージにあるクラスを、このプログラム内で使うために記述します。 この記述により、Scannerクラスが利用できるようになります。これでキーボードから値の入力が行えるようになります。

003
public class AreaofCuboid1 {

クラス名を、AreaofCuboid1としています。

004
	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

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		double a, b, c;	// 各辺の長さ
		double area;	// 表面積
		double volume;	// 体積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

009
010
		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

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		// 横を入力
	        System.out.print( "横:" );
		a = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した横をdouble型変数aに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

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		// 高さを入力
	        System.out.print( "高さ:" );
		b = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した高さをdouble型変数bに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

021
022
	        System.out.print( "縦:" );
		c = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した縦をdouble型変数cに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

024
025
		// 直方体の表面積計算 (2*(ab+bc+ca))
		area = 2.0 * ( a * b + b * c + c * a );

直方体表面積を計算した値をdouble型変数areaに代入しています。

027
028
		// 直方体の体積計算 (a*b*c)
		volume = a * b * c;

直方体の体積を計算した値をdouble型変数volumeに代入しています。

030
031
		// 直方体の表面積を表示
		System.out.println( "直方体の表面積:" + area );

直方体表面積計算結果をコンソール出力しています。

033
034
		// 直方体の体積を表示
		System.out.println( "直方体の体積:" + volume );

直方体の体積計算結果をコンソール出力しています。

Javaソースコード(計算部分をメソッドにしたもの)

次に、直方体表面積と体積を計算する処理をメソッドにしたJavaソースコードを紹介します。

AreaofCuboid2.java

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import java.util.Scanner;

public class AreaofCuboid2 {
	// 直方体の表面積を求めるメソッド
	// a, b, c : 各辺の長さ
	private static double calc_AreaofCuboid( double a, double b, double c )
	{
		double area;

		// 直方体の表面積計算 (2*(ab+bc+ca))
		area = 2.0 * ( a * b + b * c + c * a );

		return area;
	}

	// 直方体の体積を求めるメソッド
	// a, b, c : 各辺の長さ
	private static double calc_VolumeofCuboid( double a, double b, double c )
	{
		double volume;

		// 直方体の体積計算 (a*b*c)
		volume = a * b * c;

		return volume;
	}

	// メイン
	public static void main( String[] args ) {
		double a, b, c;	// 各辺の長さ
		double area;	// 表面積
		double volume;	// 体積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 横を入力
	        System.out.print( "横:" );
		a = scanner.nextDouble();

		// 高さを入力
	        System.out.print( "高さ:" );
		b = scanner.nextDouble();

		// 縦を入力
	        System.out.print( "縦:" );
		c = scanner.nextDouble();

		// メソッドを呼んで直方体の表面積計算
		area = calc_AreaofCuboid( a, b, c );

		// メソッドを呼んで直方体の体積計算
		volume = calc_VolumeofCuboid( a, b, c );

		// 直方体の表面積を表示
		System.out.println( "直方体の表面積:" + area );

		// 直方体の体積を表示
		System.out.println( "直方体の体積:" + volume );
	}
}

コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofCuboid2.java

コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofCuboid2.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofCuboid2

実行結果

result
横:2
高さ:3
幅:4
直方体の表面積:52.0
直方体の体積:24.0

横に2、高さに3、幅に4を入力し、直方体表面積と体積を計算した結果です。

出力結果は、AreaofCuboid1.javaと同じです。

それでは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

001
import java.util.Scanner;

Javaクラスライブラリの中から「java.util.Scanner」というパッケージにあるクラスを、このプログラム内で使うために記述します。 この記述により、Scannerクラスが利用できるようになります。これでキーボードから値の入力が行えるようになります。

003
public class AreaofCuboid2 {

クラス名を、AreaofCuboid2としています。

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	// 直方体の表面積を求めるメソッド
	// a, b, c : 各辺の長さ
	private static double calc_AreaofCuboid( double a, double b, double c )
	{
		double area;

		// 直方体の表面積計算 (2*(ab+bc+ca))
		area = 2.0 * ( a * b + b * c + c * a );

		return area;
	}

引数とした与えられた3辺の長さで直方体表面積を計算して戻すメソッドです。

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	// 直方体の体積を求めるメソッド
	// a, b, c : 各辺の長さ
	private static double calc_VolumeofCuboid( double a, double b, double c )
	{
		double volume;

		// 直方体の体積計算 (a*b*c)
		volume = a * b * c;

		return volume;
	}

引数とした与えられた3辺の長さで直方体の体積を計算して戻すメソッドです。

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029
	// メイン
	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

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031
032
		double a, b, c;	// 各辺の長さ
		double area;	// 表面積
		double volume;	// 体積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

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		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

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		// 横を入力
	        System.out.print( "横:" );
		a = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した横をdouble型変数aに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

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		// 高さを入力
	        System.out.print( "高さ:" );
		b = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した高さをdouble型変数bに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

045
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047
		// 縦を入力
	        System.out.print( "縦:" );
		c = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した縦をdouble型変数cに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

049
050
		// メソッドを呼んで直方体の表面積計算
		area = calc_AreaofCuboid( a, b, c );

calc_AreaofCuboidメソッドで取得した直方体表面積の計算値をdouble型変数areaに代入しています。

052
053
		// メソッドを呼んで直方体の体積計算
		volume = calc_VolumeofCuboid( a, b, c );

calc_VolumeofCuboidメソッドで取得した直方体の体積の計算値をdouble型変数volumeに代入しています。

055
056
		// 直方体の表面積を表示
		System.out.println( "直方体の表面積:" + area );

直方体表面積コンソール出力しています。

058
059
		// 直方体の体積を表示
		System.out.println( "直方体の体積:" + volume );

直方体の体積をコンソール出力しています。

以上です。

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