2016.01.26
while文
はじめに
while文は、処理を繰り返すために使用します。継続条件式で指定した条件を満たしている間、処理が繰り返されます。
同じように繰り返しを行うfor文がありますが、for文は主に繰り返す回数が決まっているときに使用し、回数が分からない場合はwhile文を使用します。
一般的な書き方
一般的な書き方について説明します。
以下は、{ ~ }の波括弧で囲まれている範囲の全ての処理文を繰り返し実行する書き方です。
while ( 継続条件式 ) {
処理文1
処理文2
:
}
以下は、波括弧を使わないで1行の処理文を繰り返し実行する書き方です。
while ( 継続条件式 )
処理文
Javaソースコード
WhileSample1.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013
public class WhileSample1 { public static void main( String[] args ) { // 変数の宣言 int i; // 10回の繰り返し i = 1; while ( 10 >= i ) { System.out.println( "繰り返し回数:" + i ); ++ i; } } }
コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合
C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis WhileSample1.java
コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合
C:\talavax\javasample>javac WhileSample1.java
実行
C:\talavax\javasample>java WhileSample1
出力結果
繰り返し回数:1 繰り返し回数:2 繰り返し回数:3 繰り返し回数:4 繰り返し回数:5 繰り返し回数:6 繰り返し回数:7 繰り返し回数:8 繰り返し回数:9 繰り返し回数:10
Javaソースコードの解説
ここから、ソースコードを解説します。
003 004
// 変数の宣言 int i;
繰り返しに使う変数を宣言しています。
006 007 008 009 010 011
// 10回の繰り返し i = 1; while ( 10 >= i ) { System.out.println( "繰り返し回数:" + i ); ++ i; }
System.out.println( "繰り返し回数:" + i );は処理文で、繰り返し処理される文です。
この例では、処理文は2行ですが、{ ~ }の波括弧で囲まれている範囲の処理文を繰り返し実行することができます。波括弧が無いwhile文は、1行の処理文を繰り返す処理になります。
以上です。