2023.01.26
IT用語
インデント(indent)とは
インデントには、タブ(tab)や半角スペース(4個が主流)が使われますが、このサイトで紹介しているソースコードのインデントには、タブ(tab)を使っています。
ここでプロックの範囲は、開始を表すカッコ"{"から終了を表すカッコ"}"の間のことです。for文やif文などの制御文の中で処理をするソースコードの先頭にインデントを入れます。
for ( i = 0; i < 10; ++ i ) {
□□System.out.println( i );
}
Javaソースコード例
1つ目のソースコード
1つ目は、インデント無しのソースコードです。全ての行を左に詰めています。
Indent1.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010
// インデントなし public class Indent1 { public static void main( String[] args ) { for ( int i = 0; i < 10; i++ ) { for ( int j = 0; j < 4; j++ ) { System.out.println( "i=" + i + " j=" + j ); } } } }
2つ目のソースコード
2つ目は、インデントを使ったソースコードで、一般的な書き方の1つです。
Indent2.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010
// インデントあり public class Indent2 { public static void main( String[] args ) { for ( int i = 0; i < 10; i++ ) { for ( int j = 0; j < 4; j++ ) { System.out.println( "i=" + i + " j=" + j ); } } } }
3つ目のソースコード
Indent3.java
001 002
// インデントと改行なし public class Indent3 {public static void main( String[] args ) {for ( int i = 0; i < 10; i++ ) {for ( int j = 0; j < 4; j++ ) {System.out.println( "i=" + i + " j=" + j );}}}}
出力結果
「Indent1.java」、「Indent2.java」、「Indent3.java」をコンパイルして実行した結果です。
i=0 j=0 i=0 j=1 i=0 j=2 i=0 j=3 i=1 j=0 i=1 j=1 i=1 j=2 i=1 j=3 i=2 j=0 i=2 j=1 i=2 j=2 i=2 j=3 i=3 j=0 i=3 j=1 i=3 j=2 i=3 j=3 i=4 j=0 i=4 j=1 i=4 j=2 i=4 j=3 i=5 j=0 i=5 j=1 i=5 j=2 i=5 j=3 i=6 j=0 i=6 j=1 i=6 j=2 i=6 j=3 i=7 j=0 i=7 j=1 i=7 j=2 i=7 j=3 i=8 j=0 i=8 j=1 i=8 j=2 i=8 j=3 i=9 j=0 i=9 j=1 i=9 j=2 i=9 j=3
まとめ
上記の3つのソースコードを見比べてると、インデントを使った2つ目のソースコード「Indent2.java」が見やすくなっていることがわかります。1つ目と3つ目は、極端なコーディング例です。実際にコンパイルに成功し、実行も正常に行えますが、ソースコードの可読性が低くなっています。