2020/03/23 公開
・九九(くく)の表を作る4
九九(くく)の表は、1から9までの数字を互いに掛け合わせた数を一覧表にまとめたものです。1×1=1(いんいちがいち)から始まり、9×9=81(くくはちじゅういち)で終わります。
ここでは、2つの数字を掛けた数を右詰め3桁で表示し、数字を揃える方法で九九(くく)の表を作成する方法を説明します。
数字表示の桁数を指定しない場合は、数字が整列しません。こちらの記事を参考にしてください。「九九(くく)の表を作る」
ここから、書式を使って九九(くく)の一覧表を表示するJavaのソースコードを使って解説していきます。
MultiTable9_5.java ← クリックしてダウンロードページに移動
001: public class MultiTable9_5 { 002: public static void main( String[] args ) { 003: // 九九の計算(書式指定版) 004: for ( int i = 1; i <= 9; i ++ ) { 005: for ( int j = 1; j <= 9; j ++ ) { 006: // 掛け算の結果を右詰め3桁で表示 007: System.out.printf( "%3d", i * j ); 008: } 009: // 改行 010: System.out.println(); 011: } 012: } 013: }
MultiTable9_5の出力結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9 2 4 6 8 10 12 14 16 18 3 6 9 12 15 18 21 24 27 4 8 12 16 20 24 28 32 36 5 10 15 20 25 30 35 40 45 6 12 18 24 30 36 42 48 54 7 14 21 28 35 42 49 56 63 8 16 24 32 40 48 56 64 72 9 18 27 36 45 54 63 72 81
004: for ( int i = 1; i <= 9; i ++ ) {
整数型の変数iを1から9に1つずつ足していくループをfor文で作成しています。
005: for ( int j = 1; j <= 9; j ++ ) {
整数型の変数jを1から9に1つずつ足していくループをfor文で作成しています。これは、変数iのfor文の中に入っているfor文です。したがって、i=1のときはjは1~9の値をとります。i=2のときもjは1~9の値をとります。さらに、i=9のときもjは1~9の値をとります。
これで、九九に使用する変数iとjの全ての組み合わせが2つのfor文の中でとることができます。
006: // 掛け算の結果を右詰め3桁で表示 007: System.out.printf( "%3d", i * j );
変数iとjを掛けた結果を改行なしで表示しています。System.out.printfの書式"%3d"は右詰の3桁を表しています。
以上です。
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