2022.07.27
図形
和柄
和柄は、着物などのデザインで良く目にする日本で使われてきた伝統文様です。これらの文様には、それぞれ日本の文化や歴史、風土などを反映した興味深い由来や、幸運の願いを込めて使われてきた意味があります。
市松模様(いちまつもよう)
2色の四角形を互い違いに並べた模様です。石畳文様、チェック、チェッカーとも呼ばれます。
「鬼滅の刃」の竈門炭治郎の上着のデザインや、2021年に開催された東京オリンピックとパラリンピックのエンブレムに使われています。
麻の葉(あさのは)
六角形をベースにして麻の葉を形を文様化したものです。
植物の麻は、成長が速く、害虫や病気に強い性質を持っています。そのため、子供や赤ちゃんの衣類の柄として使われていました。
三筋(みすじ)
同じ太さの線を3本1組を格子状に配置した模様です。三筋格子、三本格子とも呼ばれます。
一崩し(いちくずし)
二崩し(にくずし)
三崩し(さんくずし)
四崩し
亀甲(きっこう)
六角形を隙間なく配置した模様です。長寿の象徴である亀の甲羅の形が由来となっています。
正六角形の集合体は、ハニカム構造とよばれ、耐久性に優れています。耐震性が必要な航空機の材料や、建築資材の構造に使われています。自然界では、多くの蜂の巣がこの構造になっています。
毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)
3つの六角形を山形状に組み合わせたものを隙間なく配置した模様です。
この模様は、七福神の一神である毘沙門天さまの甲冑に使われており、特に縁起が良い文様として知られています。