2022.07.14
IT用語
オペレーティングシステム(OS)
オペレーティングシステム(OS)は、基本ソフトウェアのことで、コンピュータの電源を入れると最初に起動します。このソフトウェアは、コンピュータ機器の管理や制御を行う機能、ソフトウェアが利用可能な共通の基本的な機能を持っています。
パソコンのオペレーティングシステムでは、Windows(ウィンドウズ)、macOS(マックオーエス)、Linux(リナックス)、スマートフォンやタブレットではiOS(アイオーエス)、Android(アンドロイド)が有名です。
オペレーティングシステムの主な役割は、ファイルの管理、入出力デバイスの管理、メモリの管理、プロセスの管理、通信の管理、セキュリティの管理、ユーザーインターフェースの提供です。
ファイルの管理は、ファイルやディレクトリ(フォルダ)を管理することです。ハードディスク、SSD、CD、USBメモリなどの補助記憶装置からファイルを読み込んだり、書き込んだりする機能をOSが提供しています。
入出力デバイスの管理は、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカーなどの周辺機器(デバイス)の動作を管理することです。製造元ごとに違う周辺機器の仕様の違いを、OSとデバイスドライバーというソフトウェアで吸収し、正常に動作させることができます。OSが無いコンピューターでプログラムを動作させる場合は、各ハードウェアの使用に合わせたプログラムを作成する必要があります。
プロセス管理は、どのプロセスにどのくらいの時間をCPUに処理させるかを管理することです。プロセス管理により、1つのプログラムがCPUを独占することなく、複数のプロセスを同時に実行することができるようになります。
セキュリティの管理は、ファイルなどのシステムリソースに対するアクセスを管理することです。コンピュータにログインするための認証機能、マルウェアをブロックするデバイス保護機能、データのコピー&ペーストの制限を行うデータ保護機能などをOSが提供しています。
ユーザーインターフェースは、ユーザーとコンピュータ間のやり取りを行うための仕組みです。ハードウェアの構造に関係なくコンピュータの機能を利用できるような機能をOSが提供しています。例えば、パソコンのOSでは、マウスでディスプレイ上のアイコンをクリックしてプログラムを実行したり、ファイルの格納状態をグラフィック表示して操作するようなグラフィカルユーザインタフェースを提供しています。スマートフォン、タブレットでは、指やペンで操作するグラフィカルユーザーインタフェースが提供されています。
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