2022.09.07
ZIP(ジップ)ファイルとは
はじめに
ZIP(ジップ)ファイルとは、アーカイブファイル形式の 1 つで、1つまたは複数のファイルを1つのファイルにまとめて、データサイズを小さくするものです。拡張子は、「.zip」です。
Windowsの場合、ファイルエクスプローラーでZIPファイルを作成することができます。圧縮するファイルまたはフォルダの上で右ボタンをクリックすると表示されるメニューで「送る(N)」→「圧縮(zip)形式フォルダー」を選択するとファイル名またはフォルダ名に拡張子「.zip」が付いたファイルが作成されます。
ZIP形式のファイルを解凍(元のフォルダ、ファイルに戻す)の場合は、解凍するZIPファイルの上で右ボタンをクリックすると表示されるメニューで「すべて展開(T)」を選択します。次に、展開先のフォルダを設定し、「展開」ボタンをクリックすると解凍処理が実行されます。
別の方法として、解凍するZIPファイルの上で左ボタンをダブルクリックしても解凍処理が実行されます。
ZIP(ジップ)ファイルの使いかた、注意点
ファイルサイズを小さくする
メールに添付するファイルサイズを小さくするような場合、元のファイルをZIP形式に変換してファイルサイズを小さくすることができます。メールに添付するファイルのサイズは2MB以下をお勧めします。
画像のJPEG形式、PNG形式、GIF形式などの圧縮形式のファイルからZIPファイル形式に変換した場合、ファイルサイズは、あまり小さくなりません。
ファイルの数を減らす
大量のファイルをコピー、移動する場合、ファイル数が多すぎるとコピーに膨大な時間がかかることがあります。
そのような場合、コピーする複数のファイルをZIPファイルに変換して、そのZIPファイルをコピー先に移動し、解凍すると結果的に速くコピーできます。
ただし、ZIPファイルの容量の制限内で、圧縮と解凍を行う必要があります。圧縮前のファイルサイズの上限が4GB、圧縮後のファイルサイズの上限が2GBです。
この方法でファイルを移動する場合は、ZIPファイルが正常に解凍できるかを試すことをお勧めします。
パスワード付ZIPファイル
ZIPファイルには、解凍用のパスワードを付いているものがあります。解凍する際にパスワードを入力し、正しければファイル、フォルダに展開されます。Windowsの標準機能では、パワード付きのZIPファイルは作成できません。フリーソフトを使ってパスワード付のZIPファイルを作成することができます。
最近では、セキュリティ問題から、パスワード付きのZIPファイルを使用しないと決めた企業が増えてきました。代わりに、ファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを利用するようになっています。
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