2016/01/26 公開
・ラジアン←→角度 変換
ここでの角度はx軸を0°とした反時計周りの角度のことで、ラジアンは角度0~360°を0~2π(パイ)で表したものです。ラジアンの計算式はラジアン=角度×π/180となり、同様に角度の計算式は角度=ラジアン×180/πとなります。この式を使って1ラジアンを計算すると360/2π≒57.3°となります。
以下は、θ(シータ)が1ラジアンを表している図で、円の半径と円弧が同じ長さであることを示しています。θ=2πラジアン(360°)のとき、円弧の長さは円周の長さと同じになるので2πrです。θ=2πラジアンのとき円弧の長さが2πrなので、任意のラジアンの円弧長は円弧長=θ×(2πr/2π)=θ×rで計算することができます。 この式にθ=1を代入すると円弧長=rとなり円の半径と円弧長が一致することがわかります。

それでは、度単位の角度とラジアンを相互変換するメソッドを紹介します。
角度からラジアンへの変換はMathクラスのtoDegreesメソッド、ラジアンから角度への変換はMathクラスのtoRadiansメソッドを使います。
Math.toDegreesメソッド
public static double Math.toDegrees( double a )
■引数aで指定したラジアンを角度に変換した値を返します。 パラメータ a : ラジアン 戻り値 角度(単位:度)
Math.toRadiansメソッド
public static double Math.toRadians( double a )
■引数aで指定した角度をラジアンに変換した値を返します。 パラメータ a : 角度(単位:度) 戻り値 ラジアン
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