2020/03/23
数学
黄金比とは
黄金比とは、人間が最も美しいと感じることができるとされている比率のことです。比率は以下のとおりです。
式を計算すると以下のような比率になります。1.618033…は、黄金数と呼ばれます。
この比率は、自然界で多く見られ、そしてデザインでも使われています。
自然界では、DNA、渦巻き(ハリケーン、銀河)、鉱物の結晶、ヒマワリの種の配列などにも黄金比が存在します。
デザインでは、モナ・リザ、ピラミッド、パルテノン神殿、ミロのビーナス、法隆寺 五重塔、Apple社のロゴにも黄金比が使われています。
次に、この黄金比とフィボナッチ数列の関係について紹介します。
フィボナッチ数列は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが考えた「ウサギ算」から導かれる数列です。
それでは、フィボナッチ数列とはどうのようなものかを見ていきましょう。
で定義されます。
Javaソースコード
以下は、この関係をJavaのプログラムで確認したものです。
GoldenRatio1.java
001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020 021 022 023
public class GoldenRatio1 { public static void main(String[] args) { double f0, f1, fn; double gr; // 黄金比 f0 = 0.0; f1 = 1.0; for ( int i = 2; i <= 1000; ++ i ) { fn = f0 + f1; // 1つ前の値で、現値を割る gr = fn / f1; // 結果を表示 if ( ( 20 >= i ) || ( 0 == ( i % 100 ) ) ) { System.out.println( i + ": " + gr ); } // f0 ← f1、 f1 ← fn f0 = f1; f1 = fn; } } }
実行結果
カウントダウンを実行
C:\talavax\javasample>java GoldenRatio1
出力結果
2: 1.0 3: 2.0 4: 1.5 5: 1.6666666666666667 6: 1.6 7: 1.625 8: 1.6153846153846154 9: 1.619047619047619 10: 1.6176470588235294 11: 1.6181818181818182 12: 1.6179775280898876 13: 1.6180555555555556 14: 1.6180257510729614 15: 1.6180371352785146 16: 1.618032786885246 17: 1.618034447821682 18: 1.6180338134001253 19: 1.618034055727554 20: 1.6180339631667064 100: 1.618033988749895 200: 1.618033988749895 300: 1.618033988749895 400: 1.618033988749895 500: 1.618033988749895 600: 1.618033988749895 700: 1.618033988749895 800: 1.618033988749895 900: 1.618033988749895 1000: 1.6180339887498951
計算結果が、黄金比に近づいていることが確認できました。