2017/05/16 公開
・16進数の代入
16進法とは、0~9、A~Fの10個の数字と6個のアルファベットを使って数を表すものです。10~15が、A~Fに対応します。一般的に使われている10進法は9の次に繰り上がるのに対して、16進法はF(15)の次に繰り上がります。下の表に10進数と16進数の対応をまとめたので参考にしてください。8進数の"F"(15)の次が"10"になっていることがわかります。
10進数 | 16進数 |
---|---|
0 | 0 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 |
7 | 7 |
8 | 8 |
9 | 9 |
10 | A |
11 | B |
12 | C |
13 | D |
14 | E |
15 | F |
16 | 10 |
次に、Javaの整数型変数に8進数を代入する記述の仕方を説明します。ここで説明する内容は、16進数の数の表現をそのままに変数に代入する方法です。
Javaでは、数字の先頭に"0x"(半角のゼロとエックス)を付けることで、16進数を表すことができます。Javaで、int a=0x10と記述するとaに16が代入されます。また、IntegerクラスのparseIntメソッドで16進数の整数を作ることができます。これは、16進数を表した文字列と、基数に16を与えると整数を得ることができます。
Integer.parseIntメソッド
public static int parseInt( String s, int radix )
■引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付き整数として構文解析します。 パラメータ s : 文字列 radix : 基数 戻り値 指定された基数での、文字列引数で表される整数
以下が、16進数を表した値を整数型の変数に代入するJavaソースコードの例です。
Hexadecimal.java ← クリックしてダウンロードページに移動001: public class Hexadecimal { 002: public static void main(String[] args) { 003: // 16進数 「10」 004: int hex1 = 0x10; 005: // 16進数 「2」 006: int hex2 = 0x2; 007: // 16進数 「A」 008: int hex3 = 0xA; 009: // 16進数 「FF」 010: int hex4 = 0xFF; 011: // 16進数 「-FE」 012: int hex5 = Integer.parseInt( "-FE", 16 ); 013: 014: // 結果の表示 015: System.out.println( hex1 ); 016: System.out.println( hex2 ); 017: System.out.println( hex3 ); 018: System.out.println( hex4 ); 019: System.out.println( hex5 ); 020: } 021: }
Hexadecimal.javaの出力結果
16 2 10 255 -254
変数に代入された値を表示すると、16進数で与えた数が10進数になっていることがわかります。
■関連コンテンツ
Javaの変数 | Javaで扱う変数について解説 |
2進数 | 2で繰り上がる数値表現 |
10進数→2進数変換 | 10進数表現を2進表現に |
8進数の代入 | 8進数の代入方法について |
■新着情報
2022.07.07 | 外部プログラムの実行 | exeファイル実行 |
2022.07.06 | 完全数 | 6=1+2+3 |
■広告