2020/03/23 公開
・小数点以下繰り下げ
小数点の繰り下げとは、与えられた数値よりも小さい値で、最も大きい整数の値にすることです。
例えば、10.3が与えられた場合に、10.3より小さい整数は、10,9,8...です。その中で、最も大きい数値は10です。よって10が戻り値となります。
マイナスの値が与えられた場合はどうでしょうか? -10.3が与えられた場合に、-10.3より小さい整数は、-11,-12,-13...です。その中で、最も大きい数値は-11です。よって-11が戻り値となります。
小数点以下繰り下げ Math.floorメソッド
public static float Math.floor( float a )
public static double Math.floor( double a )
public static double Math.floor( double a )
■引数aで指定した数値より小さく、最も大きい整数値を返します。 パラメータ a : 繰り下げたい数値 戻り値 aを繰り下げた整数値を返します。
下記のFloor.javaは、小数点繰り下げを使ったJavaプログラムの例です。
Floor.java ← クリックしてダウンロードページに移動001: public class Floor { 002: public static void main( String[] args ) { 003: float a; 004: double b; 005: 006: a = 10.3f; 007: b = -10.3; 008: 009: System.out.println( Math.floor( a ) ); 010: System.out.println( Math.floor( b ) ); 011: } 012: }
Floor.javaの出力結果
10.0 -11.0
結果、小数点以下の数値がなくなり、整数になっています。ただし、Math.floorメソッドの戻り値がfloatまたはdoubleであるため、表示には".0"が付いています。
■関連コンテンツ
小数点以下繰り上げ | Math.ceilの使い方について解説 |
小数点以下四捨五入 | Math.roundの使い方について解説 |
■新着情報
2021.12.21 | 現在の日時を取得 | いまの年月日、時分秒? |
■広告
