2024.12.17

IT用語

インスタンスとは

IT用語インスタンスとは、定義されたクラスなどを、メインメモリ上に展開して処理・実行できる状態にしたものです。

以下は、インスタンス学習用のJavaソースコードです。

参考にしてください。

Javaソースコード

定義した四則演算を行うクラスを実行するJavaソースコードです。

InstanceSample.java

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//インスタンスの説明用のJavaソースコードです

// クラスを定義
class CalcClass {
	// メンバ変数
	double m_a;
	double m_b;

	// コンストラクタ
	CalcClass()
	{
		m_a  = 0.0;
		m_b = 0.0;
	}

	// 2つの値を設定するメソッド
	void set( double a, double b )
	{
		m_a = a;
		m_b = b;
	}

	// 足し算の結果を返すメソッド
	double add()
	{
		return m_a + m_b;
	}

	// 引き算の結果を返すメソッド
	double sub()
	{
		return m_a - m_b;
	}

	// 掛け算の結果を返すメソッド
	double mul()
	{
		return m_a * m_b;
	}

	// 割り算の結果を返すメソッド
	double div()
	{
		return m_a / m_b;
	}
}


public class InstanceSample {
	// メイン
	public static void main( String[] args )
	{
		// インスタンスを生成
		// 定義したCalcClassを利用可能の状態にしています
		CalcClass cls = new CalcClass();

		// CalcClassのメンバ変数の値を、100.0と10.0に設定
		cls.set( 100.0, 10.0 );

		// 足し算の結果を出力
		System.out.println( cls.add() );

		// 引き算の結果を出力
		System.out.println( cls.sub() );

		// 掛け算の結果を出力
		System.out.println( cls.mul() );

		// 割り算の結果を出力
		System.out.println( cls.div() );
	}
}

コンパイル ソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis InstanceSample.java

コンパイル ソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac InstanceSample.java

実行

C:\talavax\javasample>java InstanceSample

実行結果

110.0
90.0
1000.0
10.0

Javaソースコードの解説

ここから、ソースコードを順番に説明していきます。

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//インスタンスの説明用のJavaソースコードです

// クラスを定義
class CalcClass {

CalcClassクラスを定義しています。

これは、2つの値の四則演算を行うクラスです。

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	// メンバ変数
	double m_a;
	double m_b;

メンバ変数を定義しています。

m_aとm_bを使って四則演算を行います。

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	// コンストラクタ
	CalcClass()
	{
		m_a  = 0.0;
		m_b = 0.0;
	}

ここは、コンストラクタクラス名と同じ名前のメソッドを定義しています。

コンストラクタは、インスタンスの生成時に自動的に呼び出されるので、クラスの初期化を行うメソッドと考えてよいです。

ここでは、メンバ変数m_aとm_bに0.0を代入しています。

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	// 2つの値を設定するメソッド
	void set( double a, double b )
	{
		m_a = a;
		m_b = b;
	}

メンバ変数m_aとm_bに値を設定するメソッドです。

setメソッド引数aをm_a、bをm_bに代入しています。

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	// 足し算の結果を返すメソッド
	double add()
	{
		return m_a + m_b;
	}

m_aとm_bを足した値を戻すメソッドです。

m_a+m_bをreturn文で戻しています。

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	// 引き算の結果を返すメソッド
	double sub()
	{
		return m_a - m_b;
	}

m_aからm_bを引いた値を戻すメソッドです。

m_a-m_bをreturn文で戻しています。

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	// 掛け算の結果を返すメソッド
	double mul()
	{
		return m_a * m_b;
	}

m_aとm_bを掛けた値を戻すメソッドです。

m_a*m_bをreturn文で戻しています。

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	// 割り算の結果を返すメソッド
	double div()
	{
		return m_a / m_b;

m_aをm_bで割った値を戻すメソッドです。

m_a/m_bをreturn文で戻しています。

m_bが0.0の場合、無限大を表す値「Infinity」を戻します。

ここまでが、CalcClassクラスの定義です。

ここから、実際にCalcClassクラスを実行する方法を説明します。

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public class InstanceSample {

クラス名を、InstanceSampleとしています。

Javaソースファイルと同じ名前のクラス名で定義しています。

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	// メイン
	public static void main( String[] args )
	{

このmainメソッドからプログラムを実行します。

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		// インスタンスを生成
		// 定義したCalcClassを利用可能の状態にしています
		CalcClass cls = new CalcClass();

定義したCalcClassクラスを利用可能にするために、「new」を使ってインスタンスを生成しています。

newの後ろにクラス名()を書くことでインスタンスが生成できます。

ここでは、生成したインスタンスはclsです。この行以降、clsを使ってクラスの機能を利用していきます。

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		// CalcClassのメンバ変数の値を、100.0と10.0に設定
		cls.set( 100.0, 10.0 );

clsのメンバ変数をsetメソッドで設定しています。

ここではset( 100.0, 10.0)を実行しています。結果としてm_a=100.0、m_b=10.0になります。

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		// 足し算の結果を出力
		System.out.println( cls.add() );

cls.add()を実行した結果をprintlnコンソール出力しています。

m_aとm_bを足した値が出力されます。

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		// 引き算の結果を出力
		System.out.println( cls.sub() );

cls.sub()を実行した結果をprintlnコンソール出力しています。

m_aからm_bを引いた値が出力されます。

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		// 掛け算の結果を出力
		System.out.println( cls.mul() );

cls.mul()を実行した結果をprintlnコンソール出力しています。

m_aとm_bを掛けた値が出力されます。

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		// 割り算の結果を出力
		System.out.println( cls.div() );

cls.div()を実行した結果をprintlnコンソール出力しています。

m_aをm_bで割った値が出力されます。

以上です。

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