2023.02.18
等分除(とうぶんじょ)と包含除(ほうがんじょ)とは
はじめに
等分除(とうぶんじょ)と包含除(ほうがんじょ)は、割り算の計算手順の理解するための考え方です。
等分除(とうぶんじょ)とは
等分除(とうぶんじょ)は、全体を同じように分けることをいいます。
□×(分ける数)=(全体の数)の□を求める計算式で表せます。□は、分けた1つ分の個数です。
例えば、10個のリンゴを5人で分けて1人分の数を求めるような場合、□×5=10の□を求める計算式で表せます。
□は、2です。
例1
●●●●●●●●(8つ) を 4つに分けると ●● ●● ●● ●● となり、1つ分が2となります。 これは、 □×4=8 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、8÷4=2となります。
例2
●●●●●●●●●●(10個) を 2人で分けると ●●●●● ●●●●● となり、1人分が5となります。 これは、□×2=10 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、10÷2=5となります。
例3
●●●●●●●●●●●●(12個) を 3つに分けると ●●●● ●●●● ●●●● となり、1つ分が4となります。 これは、□×3=12 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、12÷3=4となります。
包含除(ほうがんじょ)
包含除(ほうかんじょ)は、全体をいくつずつかに分けることをいいます。
(分けた1つ分の個数)×□=(全体の数)の□を求める計算式で表せます。□は、分ける個数です。
例えば、10個のリンゴを2個ずつ分けたときの人数を求めるような場合、2×□=10の□を求める計算式で表せます。
□は、5です。
例1
●●●●●●●●(8つ) を2つずつに分けると ●● ●● ●● ●● となり、4つに分かれます。 これは、 2×□=8 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、8÷2=4となります。
例2
●●●●●●●●●●(10個) を 5個ずつに分けると ●●●●● ●●●●● となり、2人に分けられます。 これは、5×□=10 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、10÷5=2となります。
例3
●●●●●●●●●●●●(12個) を 4つずつに分けると ●●●● ●●●● ●●●● となり、3つに分かれます。 これは、4×□=12 の□を求める計算式で表せます。 割り算を使って書くと、12÷4=3となります。
以上です。
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