2020/03/23 公開
・文字列の中で改行
改行とは、行を新しくすることです。プログラミング言語には改行するためのコードが用意されており、文字列(String)の途中で出力する行を変えたり、テキストファイルの各行の最後を表すコードなどに使用されます。
以下にJavaの改行コードをまとめました。OS等の環境によって改行コードが違います。
OS | 改行コード |
---|---|
Windows | \r\n |
Linux | \n |
UNIX | \n |
Mac OS(9以前) | \r |
Mac OS X(10以降) | \n |
それでは、改行コードを含む文字列を出力した結果がどうなるかを見ていきましょう。以下が、そのJavaソースコードです。
NewLine1.java ← クリックしてダウンロードページに移動001: public class NewLine1 { 002: public static void main( String[] args ) { 003: // 改行コード(\n)を含む文字列を作成 004: String s = "1行目\n2行目\n3行目"; 005: 006: // 結果表示 007: System.out.println( s ); 008: } 009: }
NewLine1.javaの出力結果
1行目 2行目 3行目
1つの文字列を出力するだけで3行に分かれて出力されます。改行コード(\n)で行送りが行われていることが確認できます。
System.getProperty( "line.separator" );を使って環境によって違う改行コードを取得することができます。
LineSeparator.java ← クリックしてダウンロードページに移動
001: public class LineSeparator { 002: public static void main( String[] args ) { 003: // 改行文字の取得 004: String ls = System.getProperty( "line.separator" ); 005: 006: // 1~3行目の間に改行文字を挟みこむ 007: String s = "1行目" + ls + "2行目" + ls + "3行目"; 008: 009: // 結果表示 010: System.out.println( s ); 011: } 012: }
LineSeparatorの出力結果
1行目 2行目 3行目
3行に分かれて出力されています。このプログラムはOS等の環境に関係なく改行が行われます。
以上です。
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